
会員の皆様、こんにちは!
今回は、先日開催した会員限定イベント「伏木先生と巡る 岡山・備前ツアー」にご参加いただいた会員の皆さまから届いた【参加者レポート】をお届けします。
ご参加いただいた方は思い出を振り返りながら、惜しくも参加できなかった方も、ぜひ最後までツアーの空気を感じていただければ幸いです。
大分県 清水眞喜子 様
今回、発酵料理士協会ツーリズムに参加してきました。
初めて会う方ばかりだったので、最初は馴染めるかどうか不安でしたが、皆様とても優しく話しやすい方ばかりで、移動の車の中でも会話が弾み、移動中から楽しい時間になりました。
画面の中でしか見たことのなかった伏木先生と初対面。「どんな方なんだろ?」と緊張していましたが、とても素敵な車に乗っていて、お洒落なファッションでとても話しやすい先生でした。
伏木先生と巡る岡山・備前ツアー。
まずは川島一城日本刀鍛錬場へ。
自然豊かな場所にある川島一城日本刀鍛錬場は、もちろん初めての場所。とても優しい話し方で、まるで仙人のような川島先生が現れ、「ここで一体何が行われるのか?」と恐る恐る中へ。
ここでは刀の作り方を見学する事が出来ました。
薄暗い作業場で川島先生の説明を聞きながら、赤く燃え上がる炎を見ていると、まるで炎の中に龍が宿っているような、とても神秘的な光景でした。
1300度にもなる炎の中で熱された鋼を何度も叩いて伸ばす。この工程を何回も繰り返して作られる刀。この貴重な体験を川島一城日本刀鍛錬場では経験させて頂きました。
なかなか経験できない事を川島一城日本刀鍛錬場では経験できて、とても貴重な時間でした。
伏木先生が愛用している包丁も、川島先生が作った物だそうです。手間暇かけて作る包丁は10年使っても切れ味が落ちないそうです。
いつか自分も川島先生が作る包丁を使える料理人になりたいと思いました。
川島一城日本刀鍛錬場を後にし、次は一文字うどんさんへ向かいました。
一文字うどんさんは、『どどめせ』という郷土料理が有名で、酢飯に魚や野菜などを混ぜ込んだとてもさっぱりとして食べやすく美味しい料理でした。もちろん、うどんもセットで食べましたが、夜の伏木先生の料理が食べれなくなるかもと思い、うどんは泣く泣く小にしました(笑)
ここでは、店主の方のお話を聞いたり、みんなで会話をしたりとゆっくり過ごしました。
お腹も満たされた後は、備前焼窯元『一陽窯』さんへ。初めての備前焼。とても素敵なお皿やカップが沢山並んであり、みんなでゆっくりと店内の商品を見ながら『これいいな~』『素敵ですね』と何を購入しようか、じっくり吟味して、私は備前焼のすり鉢を購入しました。良い物を使うと料理も楽しくなりますよね。沢山活用していきたいと思います。
一陽窯さんを後にして、次は最終目的地、伏木先生の発酵和食が楽しめる会場へ。
レンタルスペース旭さんという、とても素敵な古民家が会場でした。
会場に着くと、伏木先生とお弟子さんが準備をしてくれていました。
今回は全て岡山の食材を使って作る発酵和食。
更にはペアリングのお酒も全て岡山のお酒。
前菜から〆のご飯、デザートまで最高に美味しすぎる発酵和食でした。
料理の説明も丁寧にして頂き、感動続きのお食事でした。
テキストには載っていない、発酵の学び教えて頂き、貴重な時間を過ごす事が出来ました。
初めて開催の発酵料理士協会ツーリズムに参加する事ができ、参加者の方との素敵な出会い、伏木先生との岡山巡り、感動の発酵和食、普段体験する事のできない貴重な体験ができて、本当に素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
次回開催される時は、また参加したいと思います。
今回、色々案内して下さったとても優しい同行スタッフのお二人にも感謝です。ありがとうございました。
香川県 石川裕美 様
以前から発酵料理士協会のイベントには参加してみたいと考えていましたが、開催地が遠方であることが多く、なかなか機会に恵まれませんでした。そんな中、今回岡山県でイベントが開催されることを知り、「これは是非とも参加したい」と思い申し込みをしました。
当日は岡山駅に集合し、参加者の皆さんと初めて顔を合わせました。最初こそ少し緊張しましたが、「発酵」という共通の興味や学びがあったことで、自然と会話が弾みました。職業は違えど、同じ関心を持つ仲間と出会えることも、このようなイベントの大きな魅力だと感じました。
岡山駅から車で向かった味噌蔵、そこで初めて伏木先生とお会いすることができました。これまでオンライン講座や画面越しで拝見していた先生が、実際に目の前にいらっしゃることに、不思議な感覚を覚えました。
今回のツーリズムでは、先生をはじめ参加者の皆さんとの交流を通して、改めて発酵の奥深さと面白さを実感しました。発酵食品や発酵調味料について、それぞれの使い方や工夫、日々の食生活への取り入れ方など、実践的なお話をたくさん聞くことができました。特に私自身は、これまで発酵調味料を十分に使いこなせているとは言えませんでした。しかし、参加者の皆さんからさまざまな活用方法を教えていただき、「そんな使い方があったのか」と新しい発見の連続でした。今回の情報交換は、私にとって最も大きな収穫だったと感じています。
夜には、楽しみにしていた伏木先生のお料理をいただく機会がありました。実は先生は日中も私たちと一緒に行動されていましたが、その合間に道端や野山で草花を採集されていたそうです。それらが料理の食材として美しく盛り付けられ、一皿一皿に自然の恵みが表現されていました。身近にある植物にも食材としての価値があり、それぞれの持つ個性や季節感を生かした料理は、味だけでなく自然とのつながりも感じられるものでした。
料理をいただきながら特に感じたのは「命をいただく」という言葉の重みです。普段何気なく口にしている食材も、生産者の方々の努力があり、植物や動物など多くの命に支えられて私たちの食卓へ届いています。先生の料理やお話からは、生産者への感謝と自然への敬意、そして命を無駄にしないという姿勢が強く伝わってきました。
「天人合一」という言葉がありますが、人は自然の恵みをいただき、自然と調和して生きることを大切にすべきだと改めて感じました。
今回のツーリズムを通して、発酵について学ぶだけでなく、多くの仲間との出会いや新しい価値観に触れることができ、大変充実した時間となりました。知識だけでは得られない体験や交流が、自分自身の今後の学びや日々の食生活にも大きく活かされると感じています。
また西日本、できれば四国でも開催される機会があればぜひ参加し、さらに発酵の魅力を深く学んでいきたいと思います。
岡山県 三谷友記子 様
発酵に興味を持ち、こちらの発酵料理協会で学ばせていただいております。
先日、第一回目の発酵料理協会ツーリズムが岡山の地元であると知り、すぐに申し込んで参加させていただきました。
最初はドキドキで「どんな方が来るのだろう」と色々不安に思いながら集合場所に行きました。
共通の発酵大好きな皆様だったので、すぐに仲良くなり不安が一瞬で吹き飛びました。
スタッフの方々も話しやすい空気を作ってくださったので、より良い雰囲気になれたと思います。
同じ志しを持っている方々との時間は最高でした。
ツアーの内容もとても充実していて、車の移動中からワクワクしました。
岡山駅から車で向かった味噌蔵のお味噌は大変美味しかったです。昔たくさんあった麹屋が今は数件しか残っていないと言われていて、時代の変化と共存しながら昔ながらの製法にこだわっていて、感動しました。
お醤油の製法もそうですが、伝統を大切にして地元の大豆を使って大切に作られたんだなと思うと大切に使いたいと思いました。
刀を作る場所も、今回のツアーがなかったら体感できてなかったと思います。伏木先生がずっと愛用し大切にされている包丁がそこで作られたと知り、お料理の食材を切る包丁やまな板の大切さも知る事ができて勉強になりました。
それと、伏木先生の発酵の原点が岡山と言われていて、ご縁がある感じがして嬉しかったです。
とにかく終始、車の中でも「初めて会った気がしない」くらいずっとお話しして情報交換をしたり、皆様の活動なども聞いて、学びの多い時間となりました。
このツアーの最後には伏木先生のお料理をいただきました。どこかの旅館に来たようなコース料理をいただき、もう全てに感動でした。
お弟子さんのお二人もすごく心配りをしてくださり、作る前から、伏木先生が食材にこだわり、器や盛り付けからお味、ペアリングのお酒までお料理に合わせていただき最高の時間でした。
すべてにおもてなしの心を感じ、「私達に楽しんで帰っていただきたい」という気持ちも感じました。
このツアーが全国であるなら、ぜひまた参加させていただきたいと思いました。
各地区の調味料やその土地の風土も知ることができるのは、発酵教室にも必ず役に立つことだと思いました。
なので、また次回もよろしくお願いします。
スタッフの方々は色々準備も大変かと思いますが、たくさんお話を聞いてくださったり、丁寧に対応してくださって、この教室を選んでよかったと思いました。
これからもよろしくお願いいたします。
岡山県 濵岡由美子 様
ここ長船は豊高な鉄資源があり、古墳が多くみられることから文献には載っていないが吉備国として当時はキビ族が栄え、文化が発展した。鉄資源が多かったことから、鉄器や農業を基盤に巨大な経済力を持ち、刀つくりも栄えた。 長船町福岡の福岡については、かつて中世の商都市と栄えたところであり、九州の福岡の地名のルーツということです。初代福岡藩主黒田長政が父の故郷であるこの地にちなんで命名したということが由来となっています。
最も印象に残ったのは、日本刀鍛錬場での体験です。火床に風を送り込み、火の勢いを保つ「ふいご」の作業は想像以上に力が必要で、強く押したり引いたりを繰り返すことで火花が勢いよく舞い上がりました。その後、赤く熱した玉鋼を何度も打ち延ばし、水で急冷する工程も体験しました。職人の皆さんは、この作業を繰り返しながら一本の刀を作り上げます。さらに研師や鞘師など約10の専門職が分業し、完成までには数か月を要すると伺い、日本刀には多くの職人の高度な技術と努力が結集していることを実感しました。
昼食は「一文字うどん」でいただきました。うどんはコシが強く、昆布と鰹のだしがよく効いた上品な味わいで、あまりのおいしさに汁まで残さず飲み干してしまいました。
また、お店の名物である「とどめせ」は備前福岡に伝わる郷土料理です。高瀬舟の船頭たちが昼食に食べていた炊き込みご飯に、酒に酔った武士がどぶろくをかけたことが始まりと伝えられています。それを知らずに食べた船頭たちは、いつもとは違う味わいを「おいしい」と喜び、この「どぶろくめし」が「とどめせ」と呼ばれるようになりました。その後、時代とともに姿を変え、現在の「備前ばら寿司」のルーツになったといわれています。
次に訪れた醤油造場では、岡山県産の原料を使用した無添加の大豆醤油が販売されていました。中でも印象に残ったのは、もろみを搾った後、火入れやろ過をせず、そのまま瓶詰めした「生揚(きあげ)醤油」です。酵母や酵素が生きているため、刺身や冷や奴など素材本来の味を引き立てる料理によく合うとの説明を受け、発酵の奥深さを改めて感じました。
最後の見学地は、瀬戸内市から車で約25分の備前市伊部(いんべ)にある一陽窯でした。伊部は室町時代から続く日本六古窯の一つ、備前焼の里です。備前焼は釉薬や絵付けを施さず、窯の中の炎や灰の当たり方、温度変化によって一つひとつ異なる模様が生まれることが特徴です。今回は、備前焼十三代木村長十郎氏の次男であり、独立して窯を築かれた木村一陽氏の一陽窯を見学し、伝統を守りながら新たな作品づくりに挑戦される姿勢に感銘を受けました。
研修の締めくくりは、楽しみにしていた食事会でした。最初に目にした箸袋には「発酵ふしき 潺々と」と記されていました。「潺々(せんせん)」とは、浅い川などを清らかな水がよどみなくさらさらと流れる様子や、その澄んだ水音を表す言葉です。その言葉は、伏木先生のお人柄や、発酵文化を絶やすことなく穏やかに次の世代へ伝えていこうとする思いを表しているように感じました。
また、料理には一品一品に合わせた飲み物が用意され、アルコールだけでなくノンアルコールにも料理との相性を考えたペアリングが工夫されていました。それぞれを組み合わせることで、お互いのおいしさがより一層引き立ち、食材本来の魅力を存分に味わうことができました。料理や盛り付け、細やかな気配りの一つひとつに伏木先生のおもてなしの心が込められており、心温まるひとときとなりました。淡路島のお店を訪ねたいと思います。

「岡山・備前ツアー」のレポートはいかがでしたでしょうか。
伏木先生との深い学びの時間は、会員限定ならではの特別な体験となりましたね。
現在、次回に向けての企画を準備中です。
ご参加いただけなかった方も、次回はぜひ一緒にとっておきの時間を過ごしましょう!
それでは、また次回のイベントでお会いできることを楽しみにしております。